CAD/CAM冠
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CAD/CAM冠

2025年10月18日(土)10:16 AM

Tooth one continuous line illustration. Hand drawn doodle sketch of dentist graphic

CAD/CAM冠(キャドカムかん)とは、保険が適用される白い被せ物です。 コンピューターで歯の形を読み取り、ハイブリッドレジンという材料で作られます。プラスチックとセラミックを混ぜたもので自然な見た目で金属アレルギーの心配もありません CAD/CAM冠は1970年代から応用が始まり、2014年4月から日本で保険適用となりました。 [メタルインレー、メタルクラウン]、(セラミック)と比較してみましょう

 

メタルインレー、メタルクラウン

メリット 保険が適用されるため、比較的安価でできる治療です。金属なので耐久性があり、咬む力に耐えうる強度をもっていて欠けたり割れたりするリスクが低いです。

デメリット 金属なので目立つ場合があり、金属アレルギーを持っている方は使用ができません。歯とメタルインレーの間に隙間が生じたりすることがあります。この隙間から細菌感染を引き起こし、2次的な虫歯ができることもあります。そして接着剤の経年的な劣化がしばしば見られ脱落するというリスクがあります。

セラミック

メリット セラミックは、CAD/CAM冠と比較して圧倒的に見た目が良いです。天然歯のような透明感とツヤを再現することができ、耐久性があり経年による劣化もほとんどありません。歯質との間に隙間ができにくく、汚れも付着しにくいため、二次虫歯になるリスクが少なくなります。セラミックの被せ物は基本的に全ての歯に適応できてブリッジにも対応が可能です。

デメリット 自費治療となりますので保険治療と比べると高額になります。また耐久性があるからといっても割れてしまうリスクはゼロではありません。急激に強い力が加わったり、持続的に強い力がかかっていると割れる場合があります。

まとめ

セラミックとCAD/CAM冠は「白い被せ物」という点では一緒ですが、素材は違うものになります。CAD/CAM冠(キャドカムかん)は保険適用のため、安価で治療ができるというメリットがありますが強度や審美性においてはセラミックよりは劣ります。見た目の良さ・耐久性・二次虫歯のなりにくさを考えると、セラミックの被せ物が一番優れた材料といえます。

 



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