🦷オーラルフレイル🦷
《オーラルフレイル》という言葉を知っていますか?🦷
オーラルフレイルとは、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。オーラルフレイルのまま放置していると低栄養・サルコペニア・要介護に進行する可能性があります。オーラルフレイルは歳をとっていくにつれてなりやすいです。
🦷①なぜ口腔内の機能は低下状態になるのか
🦷②オーラルフレイルが悪化してしまうとどうなってしまうか
🦷③オーラルフレイルのセルフチェック
🦷④オーラルフレイルの進行の阻止対策について
の順番に説明していきたいと思います。
🦷①なぜ口腔内の機能は低下状態になるのか
原因は一つではなく、さまざまな要因が絡んでいる可能性があります。
1つ目は加齢です。加齢とともに、歯や歯茎、筋肉などの口腔組織が衰えていき唾液の分泌量も減少します。これによって、噛む力や飲み込む力が低下し、口腔内の乾燥を引き起こしやすくなります。虫歯や歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラになり、最終的には抜け落ちてしまうことがあります。また、歯茎の炎症や出血が続くと、食べ物を噛む力が弱まったり、発音が悪くなったりするなどの口腔機能の低下につながることもあります。
2つ目は生活習慣です。偏った食生活や運動不足などは、筋肉量の減少や骨密度の低下を引き起こし、口腔機能にも大きな悪影響を及ぼします。また、喫煙は歯周病を悪化させ、口腔内の乾燥を引き起こす原因となります。
その他にも、ストレスや睡眠不足、薬の副作用などでも、口腔機能に影響を与える可能性があります。
🦷②オーラルフレイルが悪化してしまうとどうなってしまうか
オーラルフレイルを放置すると、以下のようなリスクが高まり悪影響を及ぼします。
・低栄養 → 噛みにくい弾力のある食品を避けることによって、栄養バランスが崩れやすくなります。
・筋力低下 → 噛む力や飲み込む力の衰えで全身の筋肉低下につながり、自分の力で動くことが難しくなります。
・社会的孤立 → 会話がしづらくなることで、他者とのコミュニケーションが減り社会との繋がりが減ります。
・誤嚥性肺炎 → 飲み込む機能が低下すると、飲食物が気管に入り込んでしまい誤嚥が起こりやすくなり、誤嚥性肺炎(食物や唾液が肺に入って炎症を起こす病気)の原因となります。
🦷③オーラルフレイルのセルフチェック
簡単にできるオーラルフレイルのセルフチェック表があります。ぜひ自分の口の健康状態を知りましょう!
| 質問事項 | はい | いいえ |
| 半年前と比べて、堅い物が食べにくくなった | 2 | |
| お茶や汁物でむせることがある | 2 | |
| 義歯を入れている※ | 2 | |
| 口の乾きが気になる | 1 | |
| 半年前と比べて、外出が少なくなった | 1 | |
| さきイカ・たくあんくらいの堅さの食べ物を噛むことができる | 1 | |
| 1 日に 2 回以上、歯を磨く | 1 | |
| 1 年に1回以上、歯医者に行く | 1 |
※歯を失ってしまった場合は義歯等を適切に使って堅いものをしっかり食べることができるよう治療することが大切です
🦷合計の点数が
0~2点 → オーラルフレイルの危険性は低い
3点 → オーラルフレイルの危険性あり
4点以上 → オーラルフレイルの危険性が高い
出典:東京大学高齢社会総合研究機構 田中友規、飯島勝矢
🦷④オーラルフレイルの進行の阻止対策について
お家でもできる対策もたくさんありますのでぜひ日常生活に取り入れたり意識してみてください✨
対策1 → 歯磨きや歯間ブラシ、フロスなどのセルフケアを徹底する
歯周病やむし歯は、歯の喪失につながりオーラルフレイルの大きな要因になります。
毎日の自分でできることをを徹底し、口腔環境を清潔に保ちましょう!
・歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使用しできるだけ食べかすや汚れを取り除く
・フッ素入り歯磨き粉を活用し、歯質を強化する
・歯磨きは丁寧に、朝昼晩と鏡で確認して行うようにする
対策2 → 栄養バランスの良い食事を意識する
歯や嚙むときに使う筋力の健康維持には、栄養バランスが大切です。
噛む力を維持するために、以下の食品をできるだけ食べるようにしましょう!
・タンパク質(肉・魚・豆類)・・・筋肉のもととなり咀嚼力を維持してくれます
・カルシウム(乳製品・小魚)・・・歯や骨を丈夫にしてくれます
・ビタミン(野菜・果物)・・・歯肉の健康をサポートしてくれます
対策3 → お口周りの筋肉を鍛えたりできる口腔体操を行う
口腔機能の低下を防ぐために、日常的に口腔体操を行いましょう!
🦷お口・舌の動きをスムーズにする体操“パタカラ体操”
- ①「パ」…唇をはじくように
- ②「タ」…舌先を上の前歯の裏につけるように
- ③「カ」…舌の奥を上顎の奥につけるように
- ④「ラ」…舌をまるめるように
各発音 8回を2セット
🦷飲み込むパワー(嚥下機能)をつける体操“開口訓練”
①ゆっくり大きく口を開け10秒間保持する
②しっかり口を閉じて10秒間休憩する
以上の流れを2セット、1日2回(朝・夕)行う
- ※お口を開くときには、無理せずに痛みが出ない程度にしてください
- 🦷噛むパワー(咀嚼機能)をつける体操“咀嚼訓練”
-
ガムを噛むことにより噛むために必要な筋肉を鍛えることができます
1日2回(朝と夜)、2分間はリズムを決めて、3分間は自由に、計5分間ガムを噛む
- ・唇を閉じて、しっかりと噛む
- ・ガムは1か所で噛まず、左右両側で均等に噛む
- ・姿勢を正して噛む
- 🦷滑舌(口唇・舌の巧緻性)をよくする体操“早口言葉”
-
レベル1 なまむぎ なまごめ なまたまご (生麦 生米 生卵) レベル2 隣の客はよく柿食う客だ レベル3 あおまきがみ あかまきがみ きまきがみ (青巻紙 赤巻紙 黄巻紙) レベル4 隣の竹垣に 竹立てかけたのは 竹立てかけたかったので 竹立てかけた 口を大きく動かしながら3回続けて言ってみましょう!
🦷舌のパワーをつける体操“舌トレーニング”
- ①舌で下顎の先を触るつもりで伸ばす
- ②舌で鼻のあたまを触るつもりで伸ばす
- ③舌を左右に伸ばす
- ④お口の周りをぐるりと舌を動かす
- ⑤スプーンなどを使って、舌に当てて押し、その力に抵抗するように舌を上げる(右から・左から・前からと同様に行う)
対策4 → 喫煙や飲酒はほどほどに
喫煙や過度な飲酒は、口腔環境の悪化を手助けをします、オーラルフレイルのリスクを高めますので少しずつ摂取量を減らし、口の健康を守りましょう。
対策5 → 定期的に歯科検診を受けましょう
歯科医院での定期検診は、オーラルフレイルの早期発見・予防ができます。特に、以下のような点を確認してもらいましょう。
・歯周病やむし歯の有無を確認
・噛み合わせや義歯の調整の確認
・口腔機能のチェック(飲み込みや発音の状態)
🦷まとめ
オーラルフレイルは、軽微な症状から始まりますが放置すると今までの生活ができない可能性があります。自己チェックなどを活用し、早期に気づくことが重要です。毎日のセルフケア、バランスの良い食事、口腔体操、禁煙・節酒、意識して定期的な歯科検診を実践しましょう。健康な口腔環境を維持して、快適な食事や会話を楽しめるように心がけましょう✨
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