バイオフィルムとは?
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バイオフィルムとは?

2018年12月04日(火)7:13 PM

12月に入り寒さが増す一方ですが、皆さんは体調を崩されていませんか?最近は風邪で予約をキャンセルされる方も増え、心配になります。なかなか難しいですが、体を暖めて、栄養をしっかりとり、風邪にならない健康な体づくりをしていけるといいですね。

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さて、今日はバイオフィルムについてのお話になります。歯の表面は常に唾液でおおわれています。唾液が歯の表面のエナメル質に触れている限りむし歯にはなりません。唾液にはさまざまな作用がありますが、その1つに洗浄作用があります。お口の中の細菌や食べ物のかすを洗い流してくれます。しかし、ミュータンス菌がお口の中にいると、砂糖というエサを得て、唾液を遮る膜を歯の表面に作ってしまいます。この膜を”バイオフィルム”といいます。歯の表面にバイオフィルムができてしまうと、歯のエナメル質が唾液に触れることができなくなり、唾液による洗浄作用が効かなくなります。そのため、バイオフィルムで守られた内側は細菌が繁殖しやすい環境になります。

バイオフィルムが育ってくると酸が外に出れないためバイオフィルムの中に残り、歯のエナメル質を溶かし始めます。エナメル質の破壊は狭い範囲で深く進みますが、比較的柔らかい象牙質まで達してしまうと奥に広いむし歯が作られていきます。むし歯の穴が大きくなると、温かいものや冷たいもの、甘いものやすっぱいものの刺激によって歯髄が充血し痛みを伴うようになります。さらに、象牙質にある象牙細管を通って歯髄に細菌が感染して炎症を起こすと歯髄炎になります。ここまで進んでしまうと、今まで一時的に歯がしみたり、食べ物が挟まって痛みを感じていたのが、急に激しく痛みだしたり、周囲の歯がすべて悪くなったように感じたりします。そうなってしまう前に、歯科医院で定期的に検診やクリーニングをしていく習慣をつけれるといいですね(^^♪

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