歯周病と全身疾患の関係
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歯周病と全身疾患の関係

2016年11月22日(火)6:31 PM

 

お口の中の病気はお口の中だけのもの、と思っていませんか?

実は歯周病はお口の中だけの病気ではないんです!

全身の病気とも関連しています。

 

歯周病が全身にもたらす影響、また全身が歯周病に与える影響について今回はお話します。

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★糖尿病

 歯周病は糖尿病の6番目の合併症であり、糖尿病を悪化させる原因でもあります。

 糖尿病患者さんは、唾液の分泌が少なくプラーク(歯垢)がつきやすくなります。そのため歯周病の発症リスクは健常者の2~3倍といわれます。

また免疫機能の低下により細菌に対する抵抗力が低く、歯周病が悪化しやすくなります。

 

★心疾患

 歯ぐきの炎症が進むと細菌が血中に入り込み、血流にのって心臓まで到達して炎症を起こすことがあります。

 

★骨粗鬆症

 骨が弱くなる病気で、歯を支えている骨にも影響があります。

 

★誤嚥性肺炎

 気管に入った唾液中の細菌が肺に感染しておこる肺炎で、口腔ケアを行うことでお口の中の細菌を減らすことにより、肺炎の発症率を下げることができます。

 

★早産、低体重児出産

 妊娠中はホルモンの変化などにより歯茎の炎症が起こりやすくなります。歯周病にもなりやすいです。

歯ぐきの血管から侵入した歯周病細菌などが血流に乗って子宮に達すると子宮筋の収縮を起こして早産や低体重児出産になる可能性があります。

歯周病にかかった妊婦さんに低体重児出産が起こるリスクは健常者の約4.3倍と言われています。

 

☆ “チェックしてみよう“

・歯ぐきが赤く腫れている

・歯を磨いたときに歯ぐきから血が出る

・歯がしみる

・歯のすき間が広がってきた

・食べ物が歯の間によくはさまる

・歯ぐきが下がり、歯が長くなったような気がする

・口臭がある

・歯がグラグラする

・近親者に歯周病の人がいる

 

該当する項目がありましたか?

心当たりのある方、気になった方は、一度歯医者さんでみてもらいましょう。

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