季節の変わり目
こんにちは、だんだん涼しくなってきました。この時期は身体に疲れがたまりやすいので注意が必要です。身体に疲れがたまってくると、親知らずが痛くなったり疼いたりしませんか?全身の抵抗力が落ちて細菌の活動が活発になると、痛みや腫れの症状が出やすくなります。重症になると痛みで眠れなかったり食事が満足に出来なくなったりする人もいます。親知らずの生え方によって歯ブラシがあたりにくい人は特に注意が必要です。
みなさんは、自分の親知らずが何本あるのか、どのような生え方をしているのか、把握できていますか?
人によって生え方が違います。
上あご
・きれいに生える場合
・手前の歯にぶつかる場合
・根が曲がり、歯茎に埋もれている場合などがあります。
下あご
・きれいに生える場合
・横向きになる場合
・90℃真横になる場合
・途中までしか生えていない場合
・他の歯と離れ、歯茎に埋もれる場合などがあります。
様々な生え方をする親知らずですが、初めからないという方もいます。把握するにはレントゲンをとることがとても大切です。
親知らずを抜く理由
親知らずを抜く基準
●痛みや腫れが今後も出る場合
●周りの歯や口の中に悪影響を与える場合
●痛みや腫れが今後も出る場合
むし歯の痛みであれば神経を取れば痛みは治まります。ただ、もともとむし歯になった原因が歯ブラシを当てにくいことだったり歯並びが悪いことだったりすると、磨き残しが多くなり、再びむし歯になるリスクは非常に高いです。再度むし歯になった場合、神経がないので痛みはないのですが(むし歯の穴に食べ物がつまれば痛むこともあります)、抜くのが難しくなることもあります。また、原因が磨き残しであれば、手前の歯までむし歯になるリスクもあるため、抜歯することを勧めています。腫れがでた場合は、中の汚れを出せばしばらくは落ち着きますが、頻発することもあるので抜歯することを勧めています。特に、親知らずが完全に出ていない場合は歯肉と歯の頭との間に細菌が入りやすいため、抜くことを勧めています。
●周りの歯や口の中に悪影響を与える場合
親知らずが原因で、ほっぺたをよく噛んだり、いやなにおいがしたりすることがあります。また、親知らずが磨けないことでむし歯や細菌が増えるだけでなく、周りの歯や骨にまで悪影響になるので抜くことを勧めています。
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