歯磨き粉を使おう!
11月も終わりが近づいてきました。あっという間にクリスマスと年末ですね。
少し前にテレビで「丈夫な歯を長持ちさせるには…!?」というのをやっていました。
ご覧になった方もいると思いますが、今日は、このことをお話ししようと思います。
大事なことは、もちろん「歯磨き」です。
そして、多くの方が使われている「歯磨き粉」ですが、最近の歯磨き粉には「フッ素」がたいてい含まれていますね。
「フッ素」には虫歯菌の働きを抑えたり、歯の質を強くしたりする作用があります。
子どもさんには、歯科医院でフッ素塗布をしたり学校や幼稚園などでフッ素洗口をしたりしますが、大人の方にはあまりフッ素塗布はしません。生え変わり期の子どもの歯に比べると生えきってしまった大人の歯はフッ素の吸収率が低いためです。なので毎日使用する歯磨き粉で丈夫な歯を!!ということなのです。
◎歯磨き粉の使い方
①歯ブラシは濡らさない(水に濡らすことによって、フッ素濃度が薄まってしまいます)
②歯磨き粉はたっぷりつける(~6歳グリンピース1つ分、6~14歳2つ分、15歳以上3つ分)
③磨く前に歯磨き粉を歯全体に塗る(フッ素を満遍なく届けましょう)
④歯を丁寧に磨く(歯磨き粉のさっぱり感で磨いた気になってはいけません。時間をかけて鏡を見ながら丁寧に歯にブラシを当てていきましょう)
⑤磨き終わったら、唾液を出して15ml(大さじ1杯ぐらい)の水で5秒ほどゆすぐ(ゆすぐ回数が多いとフッ素濃度が下がってしまいます)
毎食後に歯磨きを行うのがいいのですが、忙しくてなかなかできない方は、夜寝る前にしっかり磨くことをお勧めします。
寝ている間は起きているときに比べるとだ液が少ないので、虫歯菌が増殖しやすい環境になります。
寝る前の歯磨きは、虫歯菌の増殖をフッ素で防ぐのと、だ液で流れずフッ素が口の中に留まりやすいという2つのいい面があります。
私も、この放送を見てから実際にやっています。最初のうちはなかなか慣れず、歯磨き粉が辛く感じたり、ゆすいでも口の中に歯磨き粉が残っている感じがあったりしましたが、最近は慣れてきました。皆さんも一度やってみて下さい。
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