＜ガムを噛むこと＞

よくサッカー選手やメジャーリーガーがガムを噛みながら試合をしている姿を見ます。

なぜスポーツ選手はガムを噛みながら試合をするのでしょう。ガムを噛むと、どんな

いいことがあるのでしょうか。

①   ガムを噛むと、唾液の分泌を促します。これにより緊張で唾液が抑えられてしまうことを防げます。

②   唾液が出ると、喉や口の中の乾燥を防ぐことができます。走ると口の中がカラカラで気持ち悪いと

いう経験は誰でもありますよね。

③   リズミカルに噛むと精神バランスを整えるセロトニン神経が活性化され、試合の緊張を抑えて

集中力が増すと言われています。

④   スポーツは力が入るときどうしても歯をくいしばってしまうので、ガムを噛むことで、過度な衝撃を

和らげることができます。

以上のようなことは、スポーツをする時にだけいいというわけではなさそうですね。日常生活でも、

デスクワークしながらガムを噛むのも集中力アップが期待できそうですし、緊張するようなシーンに

噛むのもいいでしょう。

噛む力の衰えを予防する、顎の関節の力を強化するという点から、小さなお子さまや高齢の方にも

お勧めです。

欧米では、小中学校で先生も生徒もガムを噛みながら授業をするそうです。日本では授業中にガムを噛む

なんてとんでもないことだと思ってしまいますが・・・実は緊張やイライラの緩和、集中力アップの

ためだと知ればお行儀が悪いなんて考えは無くなりますね。