こんにちは、今年もあと少しで終わりますね。一年とても早いです。

この間私の友達の子が癒合歯で相談を受けました。そこで今回は癒合歯について

説明したいと思います！！

◎癒合歯とは！？

隣同士の歯と歯がくっついて１本の歯のようになってしまったものを癒合歯と呼びます。永久歯よりも乳歯によく見られ、乳歯での発現率は高く４％程度です。癒合歯の原因は未だはっきりと解明されていません。母親のお腹の中にいる胎児の時に乳歯の卵が作られ、その時にくっついた状態になったと言う説が一般的です。

癒合歯だからといって問題ないんじゃないの？と思う方も多いと思いますが、実はリスクがあります。

４５％の確率でその後生えてくる永久歯が存在しない

生え変わりの時期が正常でない

癒合している境目が虫歯になりやすい

などです。

癒合歯のリスクへの対応策

・永久歯の数をレントゲンで確認をする。（５，６歳ごろ）

・レントゲンで根っこの吸収具合を確認して抜歯する

・癒合している境目にシーラントをして予防をする

癒合歯の場合は乳幼児期から生え変わりまで定期的な観察が必要です。そして、生え変わりのタイミングでの対応、処置はかかりつけの歯科医に相談しておきましょう。乳歯の癒合歯のリスクや後継永久歯のリスク等を知っているだけで、いざという時に慌てず判断ができるはずです。