オーラルフレイル
オーラルフレイルという言葉を聞いたことはありませんか?もしかしたら、テレビなどで耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
オーラルフレイルとは、「健康」と「要介護」の間の状態を「フレイル(虚弱)」といい、
特に最初の兆候が「口」に出やすいとされ、これを「オーラルフレイル」といいます。
一旦要介護状態になってしまうと、健康な状態に戻るのは非常に難しくなります。
ですが、フレイルの進行は可逆性です。つまり、オーラルフレイルの段階で気づいてしっかり対応することができれば、介護を必要とせず健康な生活を送れる期間が長くなります?
オーラルフレイルの原因はおもに加齢による筋力低下、歯の喪失などがあります。
歯がなくなってしまうと、食べ物が噛みにくくなります。そうすると柔らかいものを選んで食べるようになり、食べる量も減り、栄養が十分に足りなくなります。
また、滑舌が悪くなると話すのが嫌になり、会話をする機会が減ってしまい、口の筋肉を使う時が少なくなり、さらに筋力が低下していきます。そうなると外出も減り、引きこもることが多くなり、フレイルが進み要介護状態へとなってしまいます。
心身機能の低下、口腔機能も衰え、口腔機能低下症という病気に繋がっていきます。
お口を清潔に保つことやお口の機能を保つことは、身体全身の健康に影響を与えます。
社会参加し、人と関わること。何気ないことかもしれませんが誰かとお話したりお食事をしたりすることはお口の筋肉を使っています。
バランスの良い食事をし、栄養を摂ること。バランスのいい食事とは食品の多様性が必要です。そのためにはしっかりと噛めないといけません。歯がないと硬いものが噛みにくくなります。歯を失わないようにするために毎日のブラッシング、定期的な歯科検診でのクリーニングをしましょう。
そして運動をすることです。運動をするためには体力が必要ですよね。口からしっかり食べれないと体力はつきません。
社会参加、バランスのいい食事、運動、毎日の口腔ケア、定期的な歯医者での検診や清掃でオーラルフレイルを予防しましょう。
最近硬いものが食べづらくなったなとか、お口の中が乾燥してるな、など、気になることがありましたらスタッフに是非聞いてくださいね?
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