エナメル質形成不全
もう春が近づいてきていますね。4月から色々と環境が変わる方もいらっしゃると思います。大変だと思いますが無理せず毎日楽しんでいきましょう!
今日はエナメル質形成不全についてのお話になります。歯科医院で変色した歯を見て「エナメル質形成不全」と診断されたら、聞きなれない病名でとても不安な気持ちになりますよね。エナメル質形成不全は、永久歯では10%程度、乳歯ではそれ以下でみられる先天的異常のことです。歯の表面はエナメル質という、人の体の中で1番硬いもので覆われています。 そのエナメル質が何らかの原因で、先天的に影響を受けて、上手く作られなかった歯のことをいいます。正しいケアができていれば問題のない病気です。
エナメル質形成不全の原因
・乳歯の時の虫歯
・乳児の時にぶつけたり転んだりした時の外傷
・お母さんが妊娠中に服用した薬などの影響
・遺伝(この場合全ての歯に病状がみられます)
・ビタミンA・ビタミンD・カルシウム・リンなどの栄養素の摂取不足
・フッ素の過剰摂取 などがあげられます。
一度、自分のこどもの歯を見てみてみましょう!
・濃い白色をしている
・黄色っぽい色をしている
・茶色っぽい色をしている
これらに1つでも当てはまれば、軽度のエナメル質形成不全の可能性があります。
・歯がでこぼこしている
・穴があいている気がする
・歯が欠けている
これらに1つでも当てはまれば、重度のエナメル質形成不全の可能性があります。
治療方法としては、歯科医院で定期的にフッ素塗布することが大事です。お家で出来ることとして、お子さんの仕上げ磨きや虫歯のチェックをするホームケアをしていきましょう。フッ素を取り込むことによって歯質を丈夫にすることが出来て、虫歯予防にもつながります。定期的に歯科医院に行くといろいろなことがわかりますので、とても大切です。歯科医院に定期健診に行く習慣をつけていけていけるといいですね(^^)/