歯磨きで感染症予防
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歯磨きで感染症予防

2017年01月24日(火)4:49 PM

関連画像インフルエンザが流行するシーズンですね。インフルエンザの予防として、手洗い、うがいの徹底やマスクの着用はよく知られていますが、実は歯磨きも効果的なことをご存じですか?今回は、インフルエンザやノロウイルスなど、ウイルスや細菌による感染症を予防するために効果的な歯磨きについてご紹介していきます(^^♪

口腔ケアでウイルスの侵入を防ぐ

実は、口腔内には約30億〜6000億もの細菌が存在すると言われています。これらの細菌はプロテアーゼという酵素を出す特性があります。口腔内を不潔な状態にしておくと細菌が増殖します。何より厄介なのは、プロテアーゼにはインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする働きがあります。つまり、不潔な状態にしておくとプロテアーゼの量が増え、インフルエンザに感染しやすくなってしまいます。

インフルエンザの予防に効果的な歯磨きとは?

関連画像インフルエンザなどの感染症予防に取り入れたい歯磨きのポイントは、以下の3つになります。


*夜は特に念入りに磨くこと
寝ている間は唾液の量が減り、細菌が繁殖しやすい状態になるため、寝る前の歯磨きを丁寧に行うと細菌の増殖を防ぐ効果があります。

*朝起きてからすぐに磨くこと
起床時には睡眠中に繁殖した細菌が口腔内に多く生息しています。うがいや歯磨きをしないまま飲み物を飲んだり食事をすると、体内にウイルスや細菌を取り込んでしまうことになります。起床時の口腔内にはスプーン1杯分の大便があるのと等しい細菌が生息しているという説もあります。そのため、起床時は朝食前に歯磨きを行うと良いでしょう。

*舌も磨くこと
細菌は歯だけではなく、舌の上に多く生息しているため、歯磨きの際には舌磨きも忘れずに行いましょう。やり方は簡単です。歯ブラシの毛先で数回、舌をまんべんなく軽くなでるだけで大丈夫です。あまり力を入れて歯ブラシでこすると舌の粘膜は傷ついてしまうため、舌専用の器具を使って磨くとより良いでしょう。

歯磨きのタイミングや手順を少し意識するだけで、インフルエンザの予防につながります。うがい・手洗いはもちろん、歯磨きもプラスして、インフルエンザなどの感染症にかからないよう、気を付けていきましょう!



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