歯周病予防に正しいブラッシングを!
ホーム > 歯周病予防に正しいブラッシングを!

歯周病予防に正しいブラッシングを!

2015年06月09日(火)7:52 PM

歯周病の最大の予防と治療

歯周病は国民の7割以上が罹患していると言われています。歯周病の治療といえば、歯石除去、さらに医学の発展により歯周外科手術、再生医療などの高度医療も受けられるようになりました。

しかし、最も強力、かつ、安全な治療はブラッシングです。

 l02-01

ブラッシング=治療(戦略的細菌除去)

 

歯周病のメカニズム

現代人は1日3食、それに加えておやつを食べる方もいます。そのたびに歯や歯茎に食片が付着し、その食片を目当てに細菌が集まってきます。そして、細菌が出す毒素により歯茎が炎症を起こすと、出血、膿が出る、歯茎が腫れる、痛い、口臭がするなどの症状が現れます。これが歯周病です。

このように歯周病の根本的原因は食片なので、これを取り除けばいいのです。そのためにブラッシングを行います。毎食後のブラッシングが完璧にできていれば、歯周病は治るのです。

 

ブラッシングを完璧に行うには…

1、歯間ブラシフロスを使って歯と歯の間の汚れを落とすことが重要です。歯ブラシだけでは十分ではありません。歯間ブラシや歯ブラシは大きさや形など、自分のお口に合ったものを正しく使用しなければいけませんので、歯科医院で診察してもらいましょう。

2、歯間ブラシと歯ブラシで歯の表面全体をやさしく、丁寧にこすることにより食片を取り除くことができます。力の入れ過ぎには十分注意しましょう。歯磨き粉やうがい薬はあくまでも補助的に使用します。

3、正しいブラッシングができるようになるまでには練習が必要です。そして正しいブラッシングを継続することが最も重要です。

4、歯茎の炎症が強い場合は、ブラッシングにより出血する場合がありますが、正しいブラッシングによる出血であれば問題はありません。継続していくことにより出血はなくなります。

 

目標(自己診断)

正しいブラッシングで出血しない。

使用後の歯間ブラシ、歯ブラシに異臭がしない。

 

正しいブラッシングをしてもとりきれない汚れは、定期健診の時に様々な器具を駆使して徹底的に落とし、新たな汚れをつきにくくします。

正しいブラッシングと定期健診の繰り返し、継続が歯周病の最大の治療です。

口腔は目で見ることのできる数少ない臓器ですので、自分自身で病気の確認、治療ができるのです。



«   |   »

過去の記事


とがみ歯科
モバイルサイト