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2022年10月27日(木)6:55 PM

こんにちは‼︎
今日はオーラルフレイルについてお話ししたいと思います。オーラルフレイルとは、加齢に伴うさまざまな口腔環境(歯数など)および口腔機能の変化、さらに社会的、精神的、身体的な予備能力低下も重なり、口腔機能障害に対する脆弱性が増加した状態であり、かつ健常な状態に回復可能でもある状態です。

高齢になり社会的な役割が少なくなると、身体機能の低下も伴って意欲が低下します?
外出頻度や人との繋がりが減少し、口元の容姿や口臭などの口腔への関心を低下させ、生活圏の変化は定期的なかかりつけ歯科への受診をやめるきっかけとなり、口のセルフケアはおろそかになります。これにより歯周疾患の悪化やう蝕の増加が起こり、痛みや歯の喪失を生じ、咀嚼をしなくても済むような軟らかく、食べやすい食事を好んで摂取するようになります?
咀嚼を必要としない食事を長時間続けると、さらに咀嚼機能が低下し、味覚、食感、風味なども感じにくくなるため、美味しさや満足感が得られず、食の楽しみが減り、食欲も減退します。軟らかく食べやすい食事は、水分の割合が多く、同じ量を摂取していても、エネルギー摂取量は少ないです。

オーラルフレイルの対策として

①口周辺の筋肉を強くする体操
噛む力や飲み込む力を維持するために、日頃から口周辺の筋肉を鍛える体操をしましょう。継続すれば滑舌の改善や表情が豊かになるなど効果も期待できます?
⑴「あ」の発音のようにゆっくり大きく口を開けます。
⑵しっかり口を閉じて、口の両端に力を入れながら、舌を上顎に押し付けるようにして奥歯を噛みしめます。

②唾液の分泌を良くするマッサージ
唾液は食べ物を飲み込んだり、口腔の粘膜を保護するために必要です。唾液が少ないと虫歯や歯周病の進行や、口臭も発生します。唾液が少なくなったと感じたら、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促しましょう?
唾液腺をやさしく刺激することで、唾液がたくさん出るようになり、食べ物が口の中でまとまり、飲み込みやすくなります。
⑴耳下腺
耳の前、上の奥歯あたりを手で押さえくるくる回します。
⑵顎下腺
顎の骨の内側の柔らかい部分を親指で押します。
⑶舌下腺
顎の先の内側、舌の付け根を親指で押します。

オーラルフレイルによる悪影響に陥らないようにするには、口元の容姿の回復や会話の改善、摂食・嚥下機能の回復、定期的な歯科受診による口腔衛生管理やセルフケアの維持改善をしていくことが大切になります?

歯ブラシと綺麗な歯のイラスト



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