Doc’s best cement(ドックスベストセメント)治療
ホーム > Doc’s best cement(ドックスベストセメント)治療

Doc’s best cement(ドックスベストセメント)治療

2016年05月24日(火)3:25 PM

Doc’s best cement(ドックスベストセメント)治療って知っていますか?

ご存じの方もいると思いますが、TBSテレビ「これが世界のスーパードクター」で紹介された虫歯の治療法です。

 

虫歯になった所にドックスベストセメントという薬を詰めて治す治療で、ほとんどの場合、麻酔を使わず、削らないで治療を行うことができます。

薬といっても、抗生物質とは違い、人間の血液中に含まれる抗菌力と様々なミネラルの力で虫歯菌を死滅させるので、体に負担が少なく、妊娠中の方、金属アレルギーがある方でも気軽に使えます。

 

また、このセメントはアメリカで開発されて20年近くになり、その有用性、安全性、継続性が実証されています。アメリカでは広く知られている治療法です。日本では数年前から普及してきました。

今までなら神経をとらなければならなかったケースでも、ほとんど神経をとらずに済んでいます。(ただし、強い痛みが既に出ている歯には使用できません。)ドックベスト法により神経をとるケースが今までの5分の1になっているそうです。

 

Doc’s Best Cementによる殺菌成分は?

成分=ミネラル=安全!
12mine

成分に銅、亜鉛、リン酸、鉄、アルミ、酸化チタンなどが含まれ、銅が殺菌作用の主をなし、
他のミネラルは虫歯で感染した歯の再生に使われます。

銅は、昔から殺菌法のひとつとして幅広く用いられ、
微量でも殺菌力が強いことが知られています。
触媒によりイオン化した銅は細菌の細胞壁に吸着浸透し、
細菌の生命活動を阻害し死滅させる働きがあります。

FeイオンとCuイオンのコンビネーションによる殺菌作用

FeイオンとCuイオンの電位差がバイオフィルム(虫歯菌がつくる歯を溶かす膜)の生成を阻止します。

抗生剤などの薬剤ではなく、ミネラル成分による虫歯菌の殺菌作用により虫歯を治します。

 

メリットは?

①痛みが少ない
 ドックベストセメント治療は出来るだけ歯を削らないことが特徴ですので、治療時痛みを感じることはほとんどありません。麻酔もほとんど必要ありません。
②歯の神経を残せる可能性が高い
 深い虫歯を削ると神経に達してしまい、神経をとらなければならない確率が高くなります。ドックベストセメント治療は、ほとんど歯を削らないので、神経を残せる確率が高くなります。
③虫歯で柔らかくなった歯を硬くします
 ドックベストセメントは、虫歯菌に侵されている歯の内部の象牙質を銅イオンで殺菌することにより、柔らかくなった象牙質の再石灰化を促進し、硬くして治してしまいます。
④殺菌力が長く続く
 ドックベストセメントは銅イオンを放出し続けるため、殺菌力は永続的に続きます。ただし、全く虫歯にならない歯にするということではなく、別のヶ所から虫歯になることはあります。
⑤天然ミネラルが主成分なので、副作用の心配はありません
 ドックベストセメントの主成分は、銅やリン酸、亜鉛など、天然ミネラルです。そのため副作用の危険はありません。妊娠中方でも安心して使えます。

 

 

デメリットは?

①歯の状態によっては使えないこともあります!

 強い痛みがあるような歯には使えないこともあります。虫歯になっている部分の部位や量によっては使えない可能性もあります。

 

②治療は自費診療で保険適用ではありません。

 現在は保険診療外の治療になるので、自費診療となります。

 

神経をとってしまうと歯の寿命が短くなるので、なるべく神経を残すためにドックベストセメントによる治療は有用です。

興味のある方はお尋ねください。



«   |   »

過去の記事


とがみ歯科
モバイルサイト